新型コロナウイルス感染症の影響を受ける労働者が安心して働くことができる環境整備のための助成金制度が公開されています。
概要をご紹介いたしますので、活用していただき、新型コロナウイルス対策にお役立てください。
① 新型コロナウイルス感染症による小学校休業等対応助成金(新たな助成金制度の創設)
新型コロナウイルス感染症に関する対応として、小学校等が臨時休業した場合等に、その小学校等に 通う子どもの保護者である労働者の休職に伴う所得の減少に
対応するため、 正規・非正規を問わず、 労働基準法上の年次有給休暇とは別途、有給の休暇を取得させた企業に対する助成金を創設されています。
② 雇用調整助成金の特例措置の拡大
雇用調整助成金は、経済上の理由により、事業活動の縮小を余儀なくされた事業主が、雇用の維持を図るた めの休業手当に要した費用を助成する制度です。
先行拡充した特例措置に加え、クーリング期間要件の撤廃、 被保険者期間要件の撤廃を行います。
また、助成対象となった事業主が感染拡大防止に資するために行う一部 従業員の休業や一斉休業、濃厚接触者に命令した休業も対象となります。
加えて、他地域と比べて感染者が一定数以上かつ集中的に発生し、地方公共団体の長が住民・企業の活動自 粛を要請する旨の宣言を発出している地域の事業主に
対しては、さらなる特例措置を講じます。
③ 時間外労働等改善助成金(テレワークコース、職場意識改善コース)の特例
新型コロナウイルスの感染症対策として、テレワークの新規導入や特別休暇の規定整備を行った、 中小企業事業主を助成するために、要件を簡素化した特例コース
が設けられています。