2025年10月8日
【2025年最新版】小規模事業者持続化補助金の採択事例と傾向分析
【2025年最新版】小規模事業者持続化補助金 採択傾向まとめ
全国で申請が行われた小規模事業者持続化補助金。
今回、九州地区で770件の採択事例を分析した結果、申請内容の傾向が見えてきました。
ここでは、代表的な採択パターンをポイント形式でご紹介します。
Point.01 店舗・設備投資が王道
- 例:「焼肉居酒屋のリニューアル」「ジビエ肉飲食スペース改装」
- 傾向:内外装や厨房機器など“基盤整備”が多数
ポイント: 単なる設備更新ではなく「集客・売上アップ」とセットで記載されていることが重要。
Point.02 新商品・新サービスの開発
- 例:「冷凍パン販売事業」「オリジナル化粧品の開発」
- 傾向:「新商品」「開発」「ブランド」といったワードが多用
ポイント: 既存顧客+新規顧客の両方を狙える「独自性」が評価されやすい。
Point.03 販路拡大は「デジタル」と「展示会」
- デジタル:ECサイト構築・SNS広告・越境ECなど
- 展示会:B2B商材では出展から商談につなげる流れが定番
ポイント: 「販路拡大」をタイトルに含む事例が200件以上。売る場所を増やす工夫が鍵。
Point.04 美容・飲食は“二段構え”
- 第一段階:美容機器や厨房機器、内装改装など「投資」
- 第二段階:WebやSNSを通じた「集客・告知」
ポイント: 「最新美容機器導入とWEB集客強化」といった、“モノ”と“売り方”を組み合わせる計画が多い。
Point.05 新しい流れ ― 冷凍・ギフト化やAI・DX
- 冷凍・ギフト化:「冷凍パン」「ギフト用スイーツ」など飲食・菓子業界で増加
- AI・DX:「AIロボット導入」「AI行政書士サービス」など先進的事例
ポイント: 件数は少ないが、今後拡大が見込まれる注目テーマ。
不採択になりやすいケース
- 単なる修繕・維持管理に見える計画
- 効果が数字で示されていない計画
- 市場性・収益性の根拠が不足している計画
ポイント: 採択率を高めるには数値データ(売上予測・集客見込み)を必ず盛り込むこと。
まとめ:採択されやすい三本柱
- ① 基盤整備(設備・改装)
- ② 新商品・新サービス開発
- ③ 販路拡大(デジタル・展示会)
この三本柱を組み合わせることが、持続化補助金の採択につながる近道です。
「投資→開発→販路拡大」の流れを意識した計画は、採択事例でも多数見られました。
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当法人では、持続化補助金の申請支援を行っています。
福岡・北九州・久留米エリアを中心に、全国の事業者様からのご相談にも対応可能です。
初回相談・簡易診断は無料ですので、お気軽にお問い合わせください。
※本記事は中小企業庁公表の「小規模事業者持続化補助金 採択一覧(2025年)」をもとに作成しました。