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経営に限らず、人事労務分野でのKGI(Key Goal Indicator)とKPI(Key Performance Indicator)の導入は、組織の目標達成とパフォーマンス向上に不可欠です。では、KGIとKPIとは具体的にどのようなものでしょうか?
KGIとは、企業や組織が長期的に達成したい具体的なゴールや目標を示します。例えば、「年間売上高1億円を達成する」や「顧客満足度90%を維持する」といった大きな目標がKGIになります。
一方で、KPIは、そのKGIを達成するために必要な具体的な行動やプロセスを測定する指標です。KPIを設定することで、日々の業務での進捗を確認し、目標に向かって正しい方向に進んでいるかを評価することができます。例えば、「月次売上高の前年比5%増加」や「顧客アンケートでの高評価率80%」といった具体的な数値がKPIとなります。
KGI(重要目標達成指標) ← KPI(重要業績評価指数)
※最終ゴール ※KGI達成のための目標指標
では、これを人事労務にどのように活用するのでしょうか?
KGIとKPIを活用することで、組織の目標に向かって社員一人ひとりの役割や貢献度を明確にし、全体のパフォーマンスを向上させることができます。
たとえば、KGIとして「社員の定着率を90%にする」という目標を設定し、そのためのKPIとして「月次の離職率を1%以下に抑える」「新人研修の完了率を100%にする」などの具体的な指標を設けます。これにより、企業全体が一丸となって目標達成に向けた努力を続けることができ、人事労務政策が組織の成功に直結するようになります。
このように、KGIとKPIを効果的に設定し運用することで、あなたの組織も目標達成への道を確実に進むことができる強力なツールとなります。
【売上高】
年間売上高を100億ドル達成。
【顧客満足度】
顧客満足度調査で85%以上の満足度を維持。
【新店舗開設】
年間500店舗の新規開設を達成。
【売上高の月次増加率】
各店舗の月次売上高が前年比5%以上増加。
【顧客満足度スコア】
顧客アンケートで80%以上の高評価を得る。
【会員プログラム加入率】
新規顧客のうち30%以上がリワードプログラムに加入。
【商品販売数】
月ごとの新商品販売数が目標の90%以上達成。
【従業員の教育・トレーニング完了率】
新入社員の90%以上が入社後3ヶ月以内にトレーニングを完了。
スターバックスは、顧客満足と成長戦略を見事に融合させた成功企業の一例です。
スターバックスのKGI(重要目標達成指標)には、「年間売上高100億ドルを達成する」や「顧客満足度を85%以上に維持する」といった大きな目標があります。これを達成できるようなKPIの目標設定を通じて、スターバックスは顧客満足度を維持しながら、持続的な成長を実現しています。特に顧客満足度のKGIに対して、従業員教育のKPIを設定しているのが特徴的です。スターバックスの成功事例から学ぶことで、顧客満足と成長戦略を効果的に融合させる方法を模索してみるのもいいかもしれません。
【リピーター率】
リピーター顧客の割合を50%以上にする。
【平均宿泊率】
年間平均宿泊率を85%以上にする。
【顧客満足度】
顧客満足度調査で95%以上の満足度を達成。
【リピーター顧客の予約数】
月ごとのリピーター予約数を前年比で10%増加。
【従業員満足度】
従業員満足度調査で85%以上の高評価を得る。
【クレーム対応時間】
顧客クレームの平均対応時間を30分以内に短縮。
【SNSエンゲージメント】
公式SNSアカウントのエンゲージメント率を月ごとに5%向上。
【トレーニング受講率】
全従業員の年間トレーニング受講率を100%にする。
リッツ・カールトンの成功事例から学べることは、スターバックスと同様に従業員満足度と顧客満足度が密接に関連している点です。具体的にはCS(顧客満足度)とES(従業員満足度)トレーニングを効果的に導入し、KGIとKPIを設定することで、組織全体のパフォーマンスを向上させています。顧客と従業員の両方が満足する環境を作り出し、持続的な成功を収めることを可能としています。
中小企業のサービス業にとって、顧客満足と従業員満足の両立は非常に重要です。
スターバックスとリッツ・カールトンの成功事例から学べば、KGIとKPIを活用して顧客と従業員の両方が満足する環境を作り出すことが出来ると思います。この取り組みが、組織全体のパフォーマンス向上と持続的な成功の鍵となると思いご紹介しました。
KGIとKPIを導入して、成長戦略の新たな一歩を踏み出しましょう。
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